土佐日記の門出のテスト対策ポイント!予想問題と要点まとめを紹介
国語のテストとして定番なのが『土佐日記』です。
しかし、土佐日記は有名でもテスト問題にすると解答が出てこないということがよくあります。
そこで今回は『土佐日記』でよく出題される『門出』のテスト対策ポイントを紹介します。
どのような問題が予想されるのか、何を知っていればいいのかまとめてみました。
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※こちらでは全部の知識だけでなく要点まとめですので、ここを参考に気になった部分はどんどん先生に相談するようにしましょう。(その気になった部分は記憶のヒントになりますので)
また答えに関しても、先生によって答えてほしい言葉が入っていなかいなどがあるかもしれませんので、最終的に『こういう場合はこの答え方でいいですか?』と確認しておくといいですね。
それではまいりましょう。
土佐日記の門出の対策ポイント!予想問題や押さえる点
土佐日記の門出のテストの予想問題(知識)
- 土佐日記の作者を漢字で答えなさい→紀貫之
- この作者(紀貫之)の代表作を答えなさい→仮名序
- 土佐日記はいつの時代のもの?→平安時代
ポイント:
いつ、誰が、何をしたのか、は定番の問題です。
なので、どんな問題でもまずこの知識は整理しておくといいですね。
また、紀貫之は古今和歌集を編集していますので、ひっかけで選択肢に『新古今和歌集』が入っていることがあるのも注意です。
テスト問題はたいていこういった知識と内容理解になります。
続いては内容です。
内容の予想問題まとめ(1)
- 土佐日記の内容で当てはまるものを選択しなさい→土佐で国司を努めた男の帰京までの記録
- それの年って何をさしてる?→男が国司の任務を終えた年
- 戌の刻って何時?→午後八時頃
- その由ってなんて読む?→そのよし
- ある人って誰?→紀貫之
- 解由(げゆ)って何?→国司としての任務を適正に終えた証明書
押さえるポイント:
土佐日記はどのような内容なのか、その内容に関する言葉についても問われることが多いです。
誰が何をしている内容なのか自分で説明できると覚えやすいですね。
そのための内容に関する用語の知識も必要になってくるので上で紹介したものは読み方も押さえておきましょう。
とくの『その由(そのよし)』と『解由(げゆ)』です。
※戌の刻について
これはネットで調べると『いぬのとき』『いぬのこく』両方出てきます。
また、戌の刻が何時であるのかについても調べると19時〜21時と出てきます。
先生によって答えてほしいものが違うことがありそうなものは、『どう答えるのが正解ですか?』と聞いておくといいですね。
内容の問題(2)
訳しなさい、正しい意味を答えなさい系の問題も押さえておきましょう。
よく問題に出るのでこの文はこういう意味だということを押さえておくといいですね。
※もちろん、なぜそう読むのかの知識は入れておくこと。
よく問題になる箇所
- かれこれ、知る知らぬ、送りす→あの人この人、知る人知らぬ人(が)見送りをする。
- 年ごろよく比べつる人々→この長年たいそう親しく交際していた人たち
- 日しきりにとかくしつつ→一日中あれこれしつつ
- ののしる→大騒ぎする
- 馬のはなむけ→送別の宴
- あざる→ふざける
諧謔表現問題(かいぎゃくひょうげん)
土佐日記といえば諧謔表現、諧謔表現と検索すれば上のほうに土佐日記が出てくるほど重要なので、多くの先生が問題として採用すると思われます。(採用されてなかったらごめんね)
諧謔表現とは、今のお笑いでいうとこの『上手いこと言う』感じに似ていますね。
よく聞かれれるのが
船路なれど、むま(馬)のはなむけす
潮海のほとりにて、あざりあへり
この2つの言葉について解説しなさい。(面白さを説明しなさいなど)
みたいな問題が予想されます。
今回の土佐日記でいうと、ポイントは『馬のはなむけ』と『あざる』です。
これについてわかりやすくポイントを押さえて紹介してくれている方がいたので参考にしてみてください。
1、「船路なれど、むま(馬)のはなむけす」。→馬に乗るわけでもない「船旅」であるにもかかわらず、「馬のはなむけ」といったところ。言葉の使い方が矛盾しているという所に面白みを感じているわけです。
2、「潮海のほとりにて、あざりあへり」→「あざる」という言葉には「ふざける」という意味や「腐る」という意味があり、ここは「海の辺りでふざけあっている」「海の辺りで腐っている」と二通りに訳すことができます。ここで、①言葉の「しゃれ」に面白みを見出すこともできるのですが、とらえ方によってはもう一つあります。それは、②潮海ということで「塩分」がきいた物が腐りにくい場所でありながら「腐っている」と表現したところ。場所とその結果との矛盾に面白みを感じているということもできます。
引用元:YAHOO!知恵袋
なので馬のはなむけの意味や『あざる』に『腐る』という意味もあることを知っていないと答えられない問題になっているわけです。
まとめ
今ネットでテストの予想問題や答えなどを簡単にみることができる時代です。
めちゃくちゃ便利なのですが、答えを探すのではなく、あくまでテスト対策の補助として使った方がいいですね。
今回紹介した問題ならば
『こんな感じの問題がでるなら、こういう問題も出るかもな』
『この問題はこのように答えているから、違う文章のときも同じような問題がでるかも』
など、そのまま問題と答えを覚えるのではなく、違う問題が出る前提で対策をした方がいいです。
ネットを見ているは学生だけでないので。
学校の先生も『この問題はなんかネットで紹介されていたな』とか調べたりもすると思うので、あくまでもテスト対策の補助としてネットを活用したほうがいいですね。
予想問題ばかりやってしまうと、違う問題が出た時や自分の言葉で説明しなければいけないときにかなり苦労してしまうので気をつけてくださいね。
おすすめは自分の言葉で『こういう答え方であってますか?』と聞くこと。
ネットをうまく使うと本当に勉強がはかどるのでどんどん活用するといいと思いますが、ネットだけを信じるのは少し怖いので、直接先生に答えを聞いてしまうといいと思いますよ。
今回は土佐日記の門出を例に取り上げました。
さまざまな教科でも活用できるのでぜひやってみてください。
それでは。