アニメ片田舎のおっさん、剣聖になるのコミックシーンカットの理由と考察

2025年4月に放送が開始されたアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』が面白いと話題ですね。
片田舎のおっさん、剣聖になるは原作小説やコミックも面白いと話題になっていましたのでアニメも放送開始前から話題になっていました。
そして、今回とりあげるのが、アニメ化にともない原作やコミック版との違いがSNS上で話題となっていることです。
めちゃくちゃおもしろかった!という声が多かった一方で、コミックでかっこよかったシーンが見れなくて残念だったということもあるようです。
あのシーンがなかった・・・
あそこのシーンを見たかった・・・
という声も目立っていましたね。
そこで本記事では、アニメとコミック版の違いを比較しつつ、視聴者や読者の感想を交え、カットされてしまった理由について考察します。
※アニメ1話放送終了直後での記事です。
アニメ版とコミック版で違いがでやすいと部分
小説やコミックをアニメ化しようとするとどうしても媒体特有の制約や演出方法の違いがでてきますよね。
大きくわけて以下のような特徴みられることが多いと思っています。
ストーリーの進行速度
小説をコミックにするとストーリーが進むテンポが速くなりがちになりますよね。
アニメ版はさらにそのテンポが速くなる傾向があります。
とくに1話目はどういうストーリーのアニメなのか知ってもらい、さらに2話を見たくなるように切りが良くしようとする傾向があると思います。
今回の作品ですと特に序盤では、最初の道場破りなどのシーンもカットしたのもそういった理由かもしれませんね。
アクションシーンの演出
コミック版は静止画でありながらもダイナミックなコマ割りやエフェクトを駆使し、迫力ある戦闘シーンが魅力です。
剣技の軌道や衝撃波が視覚的に描写されており、高い評価を受けています
アニメでは動きと音響効果を活用することで戦闘シーンに臨場感を与えてられる一方、「戦闘描写が少し簡略化されている」「スピード感はあるが重厚さに欠ける」となることも多いですよね。
片田舎のおっさん、剣聖になるのコミックとアニメの違い
片田舎のおっさん、剣聖になる
アニメ一話見たけどさ……
う〜ん、弟子2人が切り合おうとして剣を師匠に取られるイメージを共有するとことか、副団長の剣を初撃で完璧にいなした後の「私は一体何度タヒんだ?」とか入れてほしかったよ
ベリル先生の圧倒的な実力が魅力なんだからさ…— ふみー999 (@fumi__999) April 5, 2025
眠れないから片田舎のおっさん、剣聖になるのアニメを観たんだけど、マンガ本読んでるからか、めちゃくちゃ物足りない感がある
手合わせでヘンブリッツくんの「私は何回死んだ?」的なセリフもカットされてたし、なんかなぁ……
宿探し中のなまくら剣で試し斬りするのもカットかぁ
期待しすぎたかな~— さこた
(@sacota84) April 6, 2025
なぜ一部シーンが省略されたのか?理由の考察
カットされたシーンやアニメ化による違いの傾向から、『ベリルが本当に強いというのを1話のラストにもっていきたかったから』ではないかと思います。
コミック版では、ところどころにベリルが本当は強いとわかるシーンがあるのですが、『あえて』そこをカットすることで、1話の副団長と戦いのシーンを強調したかったのではないかと思いました。
でも、そうするとあのシーンは入れてほしかったというのもわかりますが・・・。
もちろんコミック版よりも小説版にそって作っている可能性も理由になるかもしれませんね。
「片田舎のおっさん 剣聖になる」は、実のところ、漫画版の作家:乍藤和樹が原作の小説をかなり翻案化しており、それによって面白さが増したが故の人気、アニメ化という印象がある。内容やクレジットを見るに、アニメはどうも小説準拠に落とし込んだみたい。そこが、視聴者反応の理由かなァ。
— 好田観亀松 (@Jikkodo) April 5, 2025
まとめ
ベリル先生のかっこいいシーンがもっと見たかったという人には少し物足りない1話目になってしまったかもしれませんが、ストーリー展開重視でアニメから入った人にもこの先のストーリーを追ってもらうために、カットや見せ方を変えた部分もあるのかもしれません。
まだまだ1話目なので、もしかしたらアニメオリジナル展開(過去の振り返りのシーンなど)でコミック板でのかっこいいシーン入れてくれる可能性もあるかもしれません。
今回のアニメ版でのカット場面が話題になっているのをきっかけに小説版、コミック版もさらに注目されていいように展開すればいいなと思いました。
なんだかなんだで、アニメも面白いので、これからも注目してきたいです。
また、話題になったシーンなどあれば取り上げていきたいと思います。
それでは。