ネタバレサイトはどこまで許される?感想やあらすじも違法の可能性も?

ネタバレ どこまで 許される 違法 基準 感想 あらすじ 

こんにちは。

今回も気になるニュースについて取り上げていきたいと思います。

さて、今回取り上げるのは『ネタバレサイト』についてです。

ネタバレサイトが書類送検されたというニュースがありましたね。

しかし、ネットを検索してみると、ネタバレと書いてあるサイトはいくつか見受けられます。

そこで今回は、このネタバレサイトというのがどのへんまでが許されるのかを考察してみました。

それでは、参りましょう。

 




 

ネタバレサイト運営会社が書類送検

 

漫画のセリフなどを丸写しする、いわゆる「ネタバレサイト」をめぐり、警察が東京 渋谷区にあるサイト運営会社と経営者を近く、著作権法違反の疑いで書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かりました。ネタバレサイトはサイトの開設やアクセス数が増え、出版業界が著作権を侵害するとして警戒を強めています。

引用元:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220203/k10013463781000.html

書類送検されたネタバレサイトでは、ゲンガンオメガのネタバレサイトで、セリフなどが無断で掲載され、東京地方裁判所で著作権侵害に当たると判断されたようです。

今回著作権侵害とされたのは、セリフやストーリの書き起こし

漫画の画をそのまま無断で載せることには、著作権を意識する人も多いが、実は文章でも著作権侵害になります。

今回書類送検の対象になったサイトもセリフやストーリーの文章が問題でした。

 

出版社側から被害の相談を受けた福岡県警察本部が捜査を進めた結果、東京 渋谷区のサイト運営会社の40代の経営者が、この漫画の数話分のほぼすべてのセリフや、ストーリーを説明した文章を無断で掲載した疑いがあることが、押収した資料などから分かったということです。

引用元:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220203/k10013463781000.html

 

そこで、多くの頭によぎるのが、セリフやストーリーを伝える文章を使った時点で著作権の侵害になるなら、どのように伝えればいいのかということ。

果たして、ストーリーやセリフはどこまで使用していいのか、それとも全く使用してはならないのか。




ネタバレはどこまで許される?感想やあらすじ紹介も違法?

 

著作権に詳しい弁護士さんは以下のように言っていたそうです

著作権の問題に詳しい中島博之弁護士によりますと、海賊版サイトやリーチサイトへの法規制や取締りが強化され、違法だという認識が広がっている一方、文字の書きおこしを掲載する「ネタバレサイト」が著作権を侵害するという意識は低く、悪質なサイトがあとを絶たないということです。

中島弁護士は、「感想を書くために漫画の内容を部分的に触れるのは問題ないと考えられるが、内容すべてを文字にする場合は法的な問題になるケースがある。手軽にできてしまうからこそ一般の人も手を出しやすい。権利侵害に問われる可能性があることを多くの人に知ってもらいたい」と話しています。

引用元:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220203/k10013463781000.html

中島弁護士によると、感想を書く目的で部分的に内容に触れるのは問題ないそうです。

内容全てを説明してしまうと違法になってしまうということのようです。

グレーゾーン

今回のニュースを見て、作品紹介や感想などもグレーゾーンだなと感じた。

あなたの周りにはこんな人はいなかっただろうか?

面白い漫画やアニメを紹介してくれるけれど、最後までストーリーを語ってくれる人。

オチは言わないけれど、大体想像できてしまう内容を伝えてくれる人。

この場面でいうこのセリフがいいんだよと紹介してくれる人。

全部は言わないんだけど、ほぼほぼ内容が掴めたりすることもあります。

人に言葉で伝える場合には問題ないかもしれませんが、それを文章に起こしサイトにしたとき問題になる可能性があります。

作品紹介や感想を言うのも文章技術やストーリーを部分的に切り取って伝える技量が必要です。

問題なのは、それでアクセスを集めお金を得てしまっているということ。

では、漫画のほとんどのストーリーを紹介してしまっているけれど、漫画の紹介をしてそこから漫画が売れていたらどうなるのか?

ニュースになっていたサイトのように、ほぼ全部のセリフやストーリー展開を文章で書き起こしているサイトは明らかに違法だとわかるけれど、今後グレーゾーンなサイトが多く存在する可能性があるかもしれない

 

どこまでが部分的で、どこまで行けばストーリー全体まで触れてしまっているのか。

『常識の範囲』と言ってしまえばそれまでかもしれないが、その常識とやらの基準がわからないままでは『触れないのが一番』となってしまう人も出てくるだろう。

こういった事件をきっかけに、作品を広めてくれる読者やファンに向けてガイドラインなどを発信してくれるとありがたいかもしれない。

今回のようなアクセス目的、広告収入目的で明らかな著作権違反のサイトはどんどん取り締まった方がいいのは明らかです。

今後は、作品のストーリー展開予想している考察サイトなどがどうなるのかも注目になりそうですね。






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